映画『欲望のバージニア』

アメリカが最も危険だった禁酒法時代。“くせ者”豪華キャストで描く、愛と裏切りの一大エンターテインメント!!

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Introduction

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派手なスターを集めただけでは、カンヌを沸かせることは出来ない。2012年の第65回カンヌ国際映画祭を激しく揺さぶったのは、“くせ者”ぞろいの豪華キャストがその競演で、「演じるとはこういうことだ!」と啖呵を切った、問答無用の一本。アメリカが最も危険だった禁酒法時代に、実際にあった復讐の物語だ。
1931年、バージニア州、フランクリン。世界で最も酒の密造が盛んなこの無法の地で、ボンデュラント3兄弟はその名を馳せていた。長男ハワードも従う、男気に溢れた次男のフォレストは手堅いビジネスを続けてきたが、野心家の三男ジャックがギャングとの大きな取引を望む。さらにフォレストが過去のある女マギーに心を奪われ、ジャックが牧師の娘バーサに恋をし、兄弟の力関係に変化が起き始める。そんな時、新しい取締官レイクスが着任し、高額の賄賂を要求する。まわりが屈するなか、毅然と拒絶するフォレスト。だが、その日を境に、腐敗した権力からの想像を絶する脅迫が次々と突き付けられる。その魔の手は、とうとう兄弟の愛する者たちにかけられた──。
ついに始まる復讐のドラマ。境界線の橋の上で繰り広げられた、伝説のクライマックスとは──

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観る者を一気にストーリーに引き込むのは、〈実話に基づく物語〉というテロップのあとに登場する、実話とは信じ難いほどの強烈なオーラを放つ主人公、ボンデュラント兄弟だ。彼らは、「絶対に死なない」という伝説を持っていた。首をかき切られても銃弾を受けても、何度でも立ち上がる彼らの原動力は、己の信念を貫くための何者にも負けない不屈の精神。そして、心を決めた女への愛と、絆を結んだ仲間との友情だ。この伝説の兄弟の逸話は今でも語り継がれ、バージニアには、ボンデュラント・ミュージアムがあり、名を冠したタトゥーを入れている強者もいるほど。

度胸と頭脳でバージニア最強を誇るが、惚れた女にはとことんピュアな次男のフォレストには、『ダークナイト ライジング』の不気味な敵役で映画史にその名を刻んだトム・ハーディ。失敗を重ねながらも野心を叶え、一人前の男になっていく末っ子のジャックには、『トランスフォーマー』のシャイア・ラブーフ。猛獣のごとく凶暴な酒浸りの長男ハワードには、『ゼロ・ダーク・サーティ』で高く評価されたジェイソン・クラーク。

さらに、男たち以上に芯の通った生き方を見せる二人の女性が現れる。謎めいた美女マギーに、『ゼロ・ダーク・サーティ』でアカデミー賞にノミネートされたジェシカ・チャステイン。無垢な天使と悪戯な少女が共存するバーサに『アリス・イン・ワンダーランド』のミア・ワシコウスカ。裏社会を牛耳るギャングのフロイドに、道を横切るだけで殺気を発する、『裏切りのサーカス』のゲイリー・オルドマン。悪徳取締官には『L.A.コンフィデンシャル』のガイ・ピアース。一線を超えた悪役で新境地を開く。
今まさにキャリアの絶頂期を誇る彼らが、危険なほどチャレンジングな役どころに身を投じ、作り物の美しさに慣らされた現代に、本物は何かを問う鋭い一撃を放った。

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監督は、各国の映画祭で絶賛され、ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞にノミネートされた『ザ・ロード』のジョン・ヒルコート。音楽と脚本は、世界に熱狂的なファンを持つカルト・ヒーロー、ニック・ケイヴ。彼の音楽のジャンルは? と問われれば、“ニック・ケイヴの音”と答えるしかない──そんな真にオリジナルな存在としてカリスマ視されるミュージシャンだ。
編集は、『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』『ゼロ・ダーク・サーティ』でアカデミー賞に2度ノミネートされた、ディラン・ティチェナー。男たちのカントリーファッションが新鮮で、二人の女性の対比が鮮やかな衣装は、『シン・レッド・ライン』のマーゴット・ウィルソン。 観る者の魂を一瞬で沸点へと導く、最高に熱いエンターテインメントが誕生した!

Production Notes

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本作の原作は、バージニアを縄張りとして密造酒ビジネスで金を儲けていた無法者兄弟、長男フォレスト、次男ハワード、末っ子ジャックの3人を描いた、「The Wettest County in the World」(邦題「欲望のバージニア」)という小説である。作者のマット・ボンデュラントは、三男ジャックの孫だ。兄弟の実話を基に書き上げられたこの小説は、2008年に出版されるや否や大絶賛を浴びた。
マットはあとがきに、「この物語は、家族の様々な秘話、新聞の見出しや記事、裁判の記録に基づいている。と同時に、数十年にわたって伝わる噂やゴシップも混ざり合っている。私は不確かな記録や曖昧な出来事の奥の“真実”を探ろうとした」と書いている。
実際にボンデュラント兄弟は“バージニアの伝説”になっていて、ボンデュラント・ミュージアムまで作られている。土地の人々はスターのように兄弟に憧れ、彼らと同じタトゥーを入れ、撮影を覗いては、兄弟のファッションや物語にまで口を出したという。
小説の大ファンとなったレッド・ワゴンのプロデューサーが権利を取得、ジョン・ヒルコート監督に依頼した。「強烈で生き生きしていて独自性があるギャング映画が撮りたかったんだ。これはまさに探し求めた小説だった」とヒルコートは語る。

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監督を快諾したジョン・ヒルコートは、アートスクール以来の友人で、度々コンビを組んできたニック・ケイヴに、脚本と音楽を任せた。ヒルコート監督は、ロックスターであるケイヴをカメラで追うことで、キャリアをスタートさせた。ケイヴに脚本を書くことを勧めたのはヒルコート監督だが、彼のケイヴへのリスペクトは変わらない。その絆が強いがために、本音でぶつかり合うことも多々あり、撮影現場に現れたケイヴにヒルコート監督がセリフを切ることを提案すると、「ふざけんな」とたちまち熱い議論が始まったという。
舞台であるバージニアの奥地の言葉は特殊で、音楽的と言っていいほど抑揚があった。ケイヴはまるで楽譜を書くように、そのリズムをセリフに取り入れた。まず音楽が先に頭に浮かび、次に脚本を進め、その次音楽、といったリズムで作り上げていった。撮影の前には俳優たちと読み合わせをし、意見交換をして脚本が完成していった。

page003 プロダクションノート03 オリジナルサウンドトラック

ニック・ケイヴは脚本作業の前にヒルコート監督とサウンドトラックの方向性について話しあい、先に音楽を進めた。そして何曲かはカントリー・シンガーにパンクを歌わせるという大胆な実験に挑んだ。
ラルフ・スタンレーが、ドラッグについて歌ったヴェルヴェット・アンダーグラウンドの「ホワイト・ライト/ホワイト・ヒート」を、エミルー・ハリスがタウンズ・ヴァン・サンドの「The Snake Song」を歌った。
「禁酒法時代のバージニアの丘陵には、貧しい白人と黒人が共存していた。そのため、アフリカ系アメリカ人のブルースやゴスペルとカントリーミュージックが融合して、豊かで興味深い音楽が生まれた。ジャンルがミックスした当時の雰囲気を出したいとジョン(監督)と話しあった、その結果、様々な音がダイナミックに混ざり合って、3兄弟を象徴するような、強烈な動的エネルギーが生まれた」と語る。

Cast

シャイア・ラブーフ"

1986年、アメリカ、カリフォルニア州生まれ。映画デビュー作は、アンドリュー・デイヴィス監督の『穴/HOLES』(03)。その後、『チャーリーズ・エンジェル/フルスロットル』(03)、『アイ,ロボット』(04)、『コンスタンティン』(05)など話題作に出演。2007年、スティーヴン・スピルバーグ監督にその才能を見初められ『トランスフォーマー』(07)で大ブレイクを果たし、続編2作(09/11)にも主演。さらに『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(08)、『イーグル・アイ』(08)などの超大作に出演、若手人気スターのトップに立つ。最新作はラース・フォン・トリアー監督の問題作『Nymphomaniac』(13)。

トム・ハーディ

1977年、イギリス、ロンドン生まれ。キャリアスタート後、『ブラックホーク・ダウン』(01)、『ネメシス/S.T.X』(02)、『レイヤー・ケーキ』(04)、『マリー・アントワネット』(06)、『ロックンローラ』(08)などに出演。主役を務めた『ブロンソン』(08)で、英国インディペンデント映画賞最優秀男優賞を受賞。『インセプション』(10)、『裏切りのサーカス』(11)で注目され、ノーラン監督の大ヒット作『ダークナイト ライジング』(12)では正体不明の敵役ベインを破格の存在感で演じ、世界にその名を知らしめる。最新作は、ジョージ・ミラー監督の『Mad Max:Fury Road』(14)。27年ぶりのシリーズ4作目となる話題作でマッド・マックスを演じる。

ゲイリー・オールドマン

1958年、イギリス、ロンドン生まれ。『ハリー・ポッター』シリーズのシリウス・ブラック役と、『バットマン』シリーズのゴードン警部補役で知られる。最初に注目されたのは、シド・ヴィシャスを演じた『シド・アンド・ナンシー』(86)。主な出演作に『ドラキュラ』(92)、『不滅の恋/ベートーヴェン』(94)、『レオン』(94)、『フィフス・エレメント』(97)『ザ・コンテンダー』(00)、『ハンニバル』(01)など。2011年、『裏切りのサーカス』で、それまでにない感情を内に秘めた役に挑み、初のアカデミー賞にノミネートされる。最新作は、ハリソン・フォード主演の『Paranoia』(13)、SF超大作のリメイク『RoboCop』(14)。

ジェシカ・チャステイン

1977年、アメリカ、カリフォルニア州生まれ。舞台キャリアを経て、「ER 緊急救命室」(04)、「ヴェロニカ・マーズ」(04)などの人気TVシリーズに出演。その後、テレンス・マリック監督の『ツリー・オブ・ライフ』(11)で注目される。続く『ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜』(11)ではアカデミー賞、英国アカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞など数々の助演女優賞にノミネートされる。その後、『キリング・フィールズ 失踪地帯』(11)、『英雄の証明』(11)、『テイク・シェルター』(11)『マダガスカル3』(12)(声優として)などに出演。ビンラディンを追いつめたCIA分析官を演じた『ゼロ・ダーク・サーティ』(12)では、ゴールデン・グローブ賞、放送映画批評家協会賞に輝き、アカデミー賞主演女優賞にノミネートされ、ハリウッドを代表する演技派女優の地位を確立した。

ミア・ワシコウスカ

1989年、オーストラリア生まれ。バレリーナとして訓練を重ねた後キャリアをスタート。映画デビュー作は、オーストラリア映画協会賞にノミネートされた『Suburban Mayhem』(06)。アメリカに進出後、『ディファイアンス』(08)、『アメリア 永遠の翼』(09)、『キッズ・オーライト』(10)などに出演。ティム・バートン監督の『アリス・イン・ワンダーランド』(10)で主人公アリスに抜擢、ハリウッド映画祭ブレイクスルー女優賞を受賞する。その他の作品に『永遠の僕たち』(11)、『アルバート氏の人生』(11)、『ジェーン・エア』(11)など。最新作は、ジム・ジャームッシュ監督の『Only Lovers Left Alive』(13)。

ガイ・ピアース

1967年、イギリス、ケンブリッジシャー生まれ。『プリシラ』(94)で注目を浴び、『L.A.コンフィデンシャル』(97)で、実力派俳優として認められる。その後もク『メメント』(00)、『トゥー・ブラザーズ』(04)、『ハート・ロッカー』(08)、『英国王のスピーチ』(10)、『プロメテウス』(12)など、名立たる監督作品に出演。ジョン・ヒルコート監督作品は、『プロポジション ─血の誓約─』(05)、『ザ・ロード』(09)に続く3作目のコラボレーション。最新作は、『アイアンマン3』(13)。

ジェイソン・クラーク

1969年、オーストラリア生まれ。ポール・W・S・アンダーソン監督の『デス・レース』(08)、マイケル・マン監督の『パブリック・エネミーズ』(09)、オリバー・ストーン監督の『ウォール・ストリート』(10)、キャスリン・ビグロー監督の『ゼロ・ダーク・サーティ』(12)、バズ・ラーマン監督の『華麗なるギャツビー』(13)など、ひと癖ある監督の作品に出演し、個性派俳優の地位を築く。次回作は、ローランド・エメリッヒ監督の『White House Down』(13)など。

デイン・デハーン

1987年、アメリカ、ペンシルベニア州生まれ。TVシリーズ「LAW & ORDER:性犯罪特捜班」(08)でキャリアをスタート。2012年、主役に抜擢された『Chronicle』が、米エンターテイメント・ウィークリー誌による「将来のカルト作品15本」に選ばれ注目される。その後は、『リンカーン』(12)、大ヒットシリーズ『The Amazing Spider-man2』(14)など話題作への出演が続く。

ノア・テイラー

1969年、イギリス、ロンドン生まれ。最初に注目されたのは、『シャイン』(96)でジェフリー・ラッシュ扮する主人公デヴィッド・ヘルフゴットの若き日を演じ注目される。主な出演作は、『あの頃ペニー・レインと』(00)、『トゥームレイダー』(01)、『バニラ・スカイ』(01)、『アドルフの画集』(02)、『トゥームレイダー2』(03)、『ライフ・アクアティック』(04)、『チャーリーとチョコレート工場』(05)、『ニュー・ワールド』(05)、ジョン・ヒルコート監督の『プロポジション ─血の誓約─』(05)など。

Keyword

禁酒法

1920年1月16日にアメリカ合衆国憲法修正第18条下において施行。消費のための酒類の製造、販売、輸送、輸出入を禁止した。(※飲酒自体は禁じられていなかった)世界恐慌中、食料不足の中、酒造するのは贅沢であるという発想の元、牧師の運動から立ち上がったとされる。法律自体は抜け穴が多く、密造酒業者は逮捕されてもすぐに釈放されていたという事実もあり、ギャングの温床となった。禁酒法の廃止を謳ったルーズベルトが大統領に就任後の1933年12月5日に廃止となった。

密造酒

アメリカ禁酒法施工時、製造・密売されていた蒸留酒のこと。通称“ムーンシャイン”や“バスタブ・ジン”と呼ばれた。カブ、カボチャ、トウモロコシ粉、木の皮、穀物以外でも原材料として製造されていたという。
これらの密造酒の製造過程は非衛生的で、時には医薬用メチルアルコールまで混入されることもあり、健康被害や死者が続出し社会的問題となった。

密造酒製造者

密造酒を入れたスキットルをブーツに隠したことに由来し、通称“ブートレッガー【Bootlegger】”と呼ばれた。
現在、主に音楽関連では「海賊盤」という表記でブートレッグを意訳され使われることが多いが、元々の語源は「密造酒」である。
当時の密造酒ビジネスに関わった人間の平均寿命は33歳だったといわれる。

ドライ・カウンティ(禁酒郡)

アメリカ合衆国において、地方行政当局が酒類販売を禁止したり、制約している郡のこと。
現在も500以上にもおよぶ禁酒郡があり、ほとんどが南部に集中している。
本作の原作「Wettest County in the World」の直訳は世界で最も濡れた州。禁酒法時代、バージニア州フランクリンは世界で一番酒の密造が盛んな地域といわれていたことによる。

バージニア州

米国東部の州。イギリスから最初に独立した13州のうちの一つ。南北戦争では南部連邦側に属し、激戦地となった。本作の舞台、フランクリン郡は州の南東部に位置する。
禁酒法時代、密造酒ビジネスが非常に盛んだった本作の舞台のフランクリンでは、ボンデュラント兄弟は伝説的な立ち位置で今も語られる存在となっている。

フォード・モーター

フォード

世界の自動車王ことヘンリー・フォード一世が1903年6月に創業した、アメリカ合衆国ミシガン州に本社を置く自動車メーカー。 本作でジャックが大金を得て購入する新車はフォードV8ロードスターである。

ギャング

もともとは「集団」を意味していたが、アメリカの禁酒法時代に、暴力的犯罪者集団を特に「ギャング」と呼ぶようになった。この時代に最も名を馳せたのは、本作のジャックも憧れたアル・カポネ(1899年1月17日— 1947年1月25日)である。顔の傷から「スカ?フェイス」という別名をもつカポネはシカゴで密造酒ビジネス、売春業、賭博業で組織を拡大、近代化させた。

トミーガン

米オート・オードナンス社で1919年に開発された、正式名称はトンプソン・サブマシンガンという自動式小火器。禁酒法時代のアメリカ合衆国内で警察とギャングの双方に用いられたことで有名に。耐久性と信頼性に優れフルオート射撃を制御しやすい特性から今日まで製造される長命な銃。本作ではフロイド・バナーが使用。

禁酒法時代を描いた映画

禁酒法時代を描いた映画
 

Staff

1/2 監督:ジョン・ヒルコート

1961年、オーストラリア生まれ。アメリカ、カナダ、イギリスで育ち、オーストラリアのスウィンバーン・フィルムスクールに入学。卒業後、ニック・ケイヴ、インエクセス、デペッシュ・モード、ロバート・プラント、ミューズなどのミュージックビデオの監督や編集を手掛け、注目される。
1988年、脚本も手掛けた初の長編映画『亡霊の檻』で監督デビュー。アメリカとオーストラリアの刑務所を3年間取材して完成させた作品で、オーストラリア・フィルム・インスティチュート賞9部門にノミネートされるなど、高く評価される。2005年、19世紀末のオーストラリアを舞台にした『プロポジション ─血の誓約─』を監督。ガイ・ピアース、レイ・ウィンストン、ダニー・ヒューストンらが出演し、オーストラリア・フィルム・インスティチュート賞4部門に輝き、ピープルチョイス賞で最優秀作品賞を含む4部門を受賞する。2009年、コーマック・マッカーシーのピューリッツァー賞受賞小説を映画化した『ザ・ロード』を監督。文明が崩壊した近未来のアメリカを旅する父子を描いたロードムービーで、ヴェネツィア映画祭金獅子賞にノミネートされる。映像とストーリーテリング、共に力を持つ監督として、今後がさらに期待される。

2/2 脚本・音楽:ニック・ケイヴ

1957年、オーストラリア生まれ。作曲家、作家、脚本家、俳優と多岐にわたって活躍する多才なアーティストで、熱狂的なファンを持つロックスターでもある。メタリカから故ジョニー・キャッシュまで、様々なミュージシャンが多大な影響を受けたことを公言している。ロックバンド、ニック・ケイヴ・アンド・ザ・バッド・シーズのフロントマンを務め、2013年に5年ぶり通算15枚目となるアルバム「プッシュ・ザ・スカイ・アウェイ」をリリースした。
ジョン・ヒルコート監督とは長年の友人で、『亡霊の檻』(88)では音楽と出演、『プロポジション ─血の誓約─』(05)では音楽と脚本を手掛けている。『ベルリン・天使の詩』(89)ではバンドのライブシーンを印象的に披露した。
その他、ブラッド・ピット主演の『ジョニー・スエード』(91)、ヴィム・ヴェンダース監督の音楽ドキュメンタリー『ソウル・オブ・マン』(03)に出演し、ピット主演、アンドリュー・ドミニク監督の『ジェシー・ジェームズの暗殺』(07)の音楽を手掛ける。さらに、ギレルモ・デル・トロ監督の最新作『Pinocchio』で音楽を手掛ける予定。

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